ICP-MS 新 世界

Document technical information

Format pdf
Size 1.9 MB
First found May 10, 2016

Document content analysis

Category Also themed
Language
Japanese
Type
not defined
Concepts
no text concepts found

Transcript

Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
新たな ICP-MS の世界を拓く
革新的な技術と性能
アジレント・テクノロジー
AGILENT 8800 トリプル四重極 ICP-MS
革新的な技術を搭載した
世界初のトリプル四重極 ICP-MS
MS/MS が広げる、分析の可能性
• 信頼性の高い分析結果 – 8800 独自のトリプル四重極構成により、
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS (ICP-QQQ) は、ICP-MS の世界に変
優 れた MS/MS 分析が可能になっています。初段 の Q1 によって
革をもたらす革新的な装置です。定評 のある ICP-MS の 機能と MS/
CRC に入るイオンをコントロールすることで、より制御された反
MS 特有のパワーを兼ね備えた 8800 ICP-QQQ は、非常に困難なアプ
応プロセスが実現し、より正確で信頼性の高い分析結果を提供し
リケーションにも対応できる、画期的な分析ツールです。
ます。
• 一貫した性能 – 8800 は従来の ICP-MS に比べて高い感度-低いノ
MS/MS 機能を備えた 8800 ICP-QQQ は、スペクトル干渉の除去によ
り、反応化学の真の潜在能力をフルに活かすことで、特に複雑なサ
イズの性能を保ちつつ、ノーガスモード、He モード等の各メソッド
ンプルマトリックスにおける精度と分析の信頼性を高めます。
に簡単に対応できます。また、MS/MS モードにより、従来の ICP-
MS では実現できなかった、<10-10 という高いアバンダンス感度を
条件の厳しいハイスループットラボにも研究機関にも同様に対応で
8800 では実現することができます。
きる 8800 は、環境から半導体までの幅広いアプリケーションで、よ
• 最高の柔軟性 – 8800 は、高度なリサーチ装置としてはもちろん、
り高い性能を実現します。また、柔軟性、使いやすさを、その比類
のない分析能力と組み合わせることで、ICP-MS の性能を今までにな
効率を求められる一般ラボなどでも使える効率の良さも備えてお
い水準に引き上げることに成功しています。
り、柔軟性の高い装置になっています。MS/MS の設定により、多
元素干渉生成のメカニズムなども確認することができます。
新たな ICP-MS の世界を拓く、Agilent 8800 ICP-QQQ
2
www.agilent.com/chem/icpQQQ:jp
アジレント・テクノロジー
AGILENT 8800 トリプル四重極 ICP-MS
革新的な ICP-MS 技術
アジレントは、四半世紀以上にわたって
ICP-MS の革新を行ってきました
ICP-MS は、幅広いアプリケーションや業界において、多元素測定テ
クニックとして広く用 いられています。アジレントは長年にわたって
ICP-MS の革新の最前線に立ち、スペクトル干渉低減など革新的なソ
Agilent 4500 シリーズ
リューションを提供してきました。ICP-MS は、さまざまなアプリケー
世界初のベンチトップ型 ICPMSで、完
ションにおける多様なサンプルタイプの微量元素のルーチン分析手
全コンピュータ制御、オートチューン
機能、独自のシールドトーチシステム
段として広く利用されています。
を用 いた優 れたクールプラズマ性能
• クールプラズマ – 信頼性の高いクールプラズマを本格的に導入
を備えています。世界中で 1000 台近
した 4500 シリーズの開発は、半導体業界の ICP-MS に革命をもた
くが導入されました。
らしました。クールプラズマにより、それまでは ICP-MS の分析が
Agilent 7500 シリーズ
不可能だった Na、K、Ca、Fe などの重要な微量元素を、ppt レベル
Agilent 4500 シリーズを引き継ぎ、ORS
で正確に測定できるようになりました。
により効果的に干渉を削減しました。
• ロバストプラズマ – 最先端のソリッドステートジェネレータ技術と
史上 もっとも 広く使用 された ICP-MS
最適化された独自のサンプル導入設計により、超高温プラズマ動
で、世界中で 3000 台近くが導入され
作が可能になり、 あらゆる ICP-MS の酸化物干渉の低減が実現し
ました。
ました。
Agilent 7700 シリーズ
• UHMI – アジレントのオプションの超高マトリクス導入 (UHMI) 技術に
7700 シリーズは、四重極 ICPMSの 新
よりさらにプラズマの堅牢性が向上して、7900 のマトリックス耐性
たな 水準 を 打 ち 立 てました。比類 の
は 25 % の総溶解固形分までに向上しています。酸化物による干渉
ないマトリックス耐性とダイナミックレ
がさらに低減しマトリクス抑制を効果的に除去することができます。
ンジを備え、革新的 な 第 3 世代 のセ
• コリジョンモード – アジレントの第 4 世代オクタポールリアクション
ル設計 ORS3 により、ヘリウムモードで
システム (ORS4) は独自のオクタポールで構成されるコリジョン/リア
のセル性能の常識を打ち破りました。
クションセルです。コリジョンモードで He セルガスを使用してきわ
Agilent 7900
めて優れた多元素干渉除去を実現します。コリジョンモードは、複
雑で多様なサンプルタイプでの干渉を効果的に除去する必要があ
四重極 ICP-MS における新たなベンチ
る ICP-QMS ユーザーによりほとんど例外なく導入されています。
マークです。優れたマトリックス耐性、
ダイナミックレンジ、S/N 比とともに、
• ICP-QQQ – そして今、アジレントから ICP-MS の干渉を除去する究
ルーチンアプリケーションにもハイエ
極のソリューションが登場しました。それが、世界初の ICP トリプ
ンドの 研究アプリケーションにも対応
ル四重極です。MS/MS モードを備えた 8800 はリアクションモード
できる柔軟性を備えています。
の潜在能力をフルに引き出し、精度の向上に加え S、P、Cl などの
難しい元素の微量分析を実現します。
Agilent 7800
新しい ル ー チン 分 析 に 適した 7800
ICP-MS におけるコリジョンとリアクション
ICP-MS は、優れた性能はそのままで、
モードの比較
実証された堅牢なハードウェア、自動
最適化ツール、 ルーチン分析を容易
ヘリウムモードは、高マトリックス試料において多原子干渉を劇的に
にするプリセットメソッドを統合したシ
低減することができます。しかし、Ca、P、S などの分析を行う場合は、
ステムです。
多原子干渉を十分除去することは困難で、高純度材料中の超微量分
析に求められる感度を実現することは困難でした。
超微量分析では、リアクションモードは、ヘリウムモードよりも迅速か
つ効率的に干渉を除去することができます。しかし、これまでのリア
クションモードは、汚染物質や高濃度で存在する他の分析対象物によ
り、しばしば誤差が生じる場合がありました。8800 ICP-QQQ はこれら
の問題を解決し、リアクションモードの性能をフルに発揮できます。
3
www.agilent.com/chem/icpQQQ:jp
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
常識を打ち破る性能
ICP-QQQ の優位性
リアクションモードの性能をフルに活用
8800 ICP-QQQ にはセルの前に Q1 が、セルの後に Q2 があります。こ
極微量分析においては、コリジョンモードよりリアクションモードのほ
れは MS/MS 型あるいはタンデム型とよばれます。ICP-QQQ には従来
うがより干渉を除去できます。しかし、リアクションガスはマトリック
の ICP-MS モード (シングルクワッドモード) があり、7900 ICP-MS と同
スや他の元素による副生物イオンを発生させて、干渉要因になる可
じ動作も可能です。
能性があります。従来 の ICP-MS でリアクションセルを使う場合は、
MS/MS モードでは、8800 の Q1 はマスフィルターとして、目的イオン
ることにより、ノンターゲットイオンを取り除くことはできました。し
低いマスをカットしたり、バンドパスなどのイオンガイドとして使用す
だけをセルに導入して他のイオンは導入しないようにコントロールし
かし、オーバーラップしたイオンをすべて取り除くことは困難で、半
ます。プラズマやサンプルマトリックスに起因するイオンはセルに導
導体試料など簡単で分かっているマトリックスの試料などでは有効と
入されることはなく、コリジョンモード (He ガス) における感度や干渉
されてきました。
除去能力は従来 の ICP-MS より優 れています。MS/MS の 優位性は、
一方、8800 では、MS/MS モードにより、初段の Q1 によってセルに入
リアクションモードの性能が画期的に向上したことです。
るイオンを 1 質量毎にコントロールすることができます。そのため、
リアクションモードの能力を様々な試料において発揮することができ
ます。マトリックス、あるいはプラズマ起因のイオンはセルに導入さ
れないため、サンプルのタイプによらず、正確に分析ができます。
マスシフトリアクションモードを用いた Se 分析 :
従来の ICP-QMS と 8800 の MS/MS モードの比較
A: 従来の ICP-QMS の場合 : O2 アクションガスを用いることで、Se は反応して、m/z 80 の干渉イオン (Ar2+, Gd++ and Dy++) と異なる質量数になり、Se (m/z 80) はセル
内で SeO+ により、m/z 96 で測定されます。しかし、Zr、Mo、Ru など m/z 96 とオーバーラップする元素が存在すると、m/z 96の信号が SeO+ 以外にも増えてしまいます。
Ar40Ar+, 160Gd++, 160Dy++
40
リアクションガス (O2)
Ar40Ar+,
Gd++,
160
Dy++
80
Se+
96 +
Zr ,
96
Mo+,
96
Ru+
40
160
Se160+
Zr+, 96Mo+, 96Ru+
80
96
80
80
Se+
Se160+
Q1 なし - すべてのイオンが
四重極 (m/z 96) – m/z 96 のすべての
イオンが通過
セルに進入
B:8800 ICP-QQQ の場合 : Q1 により m/z のみのイオンがセルに入り、他のイオンはセルに入りません。80Se+ は O2 ガスのリアクションにより
SeO+ となります。Q2 で SeO+ を m/z 96 で測定します。Zr、Mo、Ru は Q1 を通過しないのでセルに入りません。
Ar40Ar+, 160Gd++, 160Dy++
40
リアクションガス (O2)
40
Ar40Ar+,
Gd++,
160
Dy++
80
Se+
96 +
Zr ,
96
Mo+,
96
Ru+
160
Se160+
80
Se+
Se160+
80
80
Zr+, 96Mo+, 96Ru+
第 1 の四重極 (m/z 80) – m/z 80 以外の
96
第 2 の四重極 (m/z 96) – m/z 96 以外の
すべてのイオンを除去
すべてのイオンを除去
4
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
常識を打ち破る性能
究極の柔軟性、完璧な制御
最先端の MS/MS
MS/MS モードは、オンマスおよびマスシフトリアクションモードの両
MS/MS は、7900 の He モードで得られているレベルの一貫性と信頼
方で、信頼性の高い測定を実現します。
性をリアクションモードで実現します。
• オンマスモードでは、反応性の高い干渉を除去し、反応性の低い
MS/MS は、セル内の反応プロセスを独自の観点から把握します。あ
分析対象物を元の質量で分析することができます。
らかじめ定義されたデータ採取モードとしては、プロダクトイオンス
キャンなどがあります。このモードでは、Q1 をユーザーの 定義した
• マスシフトモードでは、反応性の高い分析対象物を、オリジナル
質量に設定することで、ターゲットのプレカーサイオンのみがセル内
の干渉 (SO+ の例のような) を受けない別の質量に移すことができ
に進入するようにすると同時に、Q2 で選択した質量範囲をスキャン
ます。
して、セル内で生成されたすべてのプロダクトイオンを測定すること
8800 は、Q1 がイオンガイドまたはバンドパスフィルターとして機能す
ができます。
るシングル四重極モードでも使用できます。これにより、既存の ICP-
MS/MS モードにおけるアバンダンス感度は、Q1 でのアバンダンスと、
QMS でなじみのある動作モードにも対応できます。8800 のシングル
Q2 でのアバンダンスが合わさるので、非常にアバンダンス感度が良
四重極モードでは、ICP-QMS よりも優れた感度とバックグラウンドが
くなり (<10-10 以上)、主成分に隣接した微量元素も主成分のピーク
実現するため、検出下限が大幅に向上します。
を分けることができます。このアバンダンス向上の結果、より多くの
MS/MS モードでもシングル四重極モードでも、あらかじめ設定され
元素において微量分析が可能になります。一例として、鉄の主成分
た動作条件とアプリケーションテンプレートが提供されています。こ
に隣接した Mo (下記の図を参照) や、有機溶媒中の微量の B などの
れにより、幅広いセルモードとアプリケーションで、簡単に分析を始
分析があげられます。
めることが可能になります。
MS/MS モードでは、オーバーラップする可能性のある 48Ca+、48Ti+、36Ar12C+ が存
在する場合でも、硫黄 S (SO+ として測定) を ppb 濃度レベルで測定することが
できます。 Q1 を Q2 に連携させることにより、O2 リアクションを用いることで、
SO+ の形で S 同位体比を保ちながら測定することができます。
MS/MS モードにより、1000 ppm 濃度中 Fe 中の微量 (1 ppb 以下など) の Mn の
ピークを分離することができます。本スペクトルでは微量濃度の 55Mn と主成
分の
5
Fe と 56Fe が完全に分かれています。
54
www.agilent.com/chem/icpQQQ:jp
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
革新的な技術
独自の 8800 タンデム MS 構成
8800 ICP-QQQ は独自の構成と性能を備えています。 8800 のタンデ
ム質量分析計構成は、2 本のリサーチグレードの高周波双曲型四重
極をベースに、アジレントの定評あるオクタポールリアクションシス
テム (ORS3) コリジョン/リアクションセルを組み合わせたものです。
8800 は四重極技術と ORS3 のほかにも、市場をリードするアジレント
の 7900 シングル四重極 ICP-MS と共通するハードウェアコンポーネ
ントやソフトウェアプラットフォームを数多く備えています。性能が実
証されている 7900 の重要なハードウェアコンポーネントを共有する
ことで、クラス最高の信頼性と耐用性も提供します。
サンプル導入
低流量のサンプル導入とペルチェ冷却スプレーチャンバーにより、一
貫性の高い安定した動作を実現し、全自動トーチ位置調整により、毎
日の安定した性能を提供します。7900 と同じサンプル導入系を採用
することで、オートサンプラなどのサンプリングの周辺機器やアクセ
軸ずらし型レンズ
サリ、
LC および GC システムと 8800 との接続が容易になっています。
高マトリックス導入 (HMI)
8800 では、アジレント独自の HMI 技術を活用しています。この技術
高マトリックス 導入
(HMI)
は、マトリックス耐性を高め、% レベルのサンプルマトリックスのルー
チン測定を可能にするものです。HMI は 8800 に標準装備されてい
るため、幅広いサンプルを確実に分析し、マトリックス抑制を確実に
除去することで精度を高めることが可能です。
プラズマ RF ジェネレータ
ペルチェ冷却
スプレーチャンバ
7900 と同じ周波数マッチング型 RF ジェネレータを採用することで、
7900 と同じ低い CeO/Ce 比と比類のないマトリックス耐性が実現して
います。周波数マッチング RF ジェネレータにより最高の出力伝達効
率が実現し、マトリックスの変化に対する耐性が向上しています。揮
発性有機溶媒でも、プラズマの安定性に影響を与えずに導入できま
す。アジレントのシールドトーチシステムが標準装備されているため、
イオンエネルギー拡散を抑えて He モードで効率的に干渉を除去し、
クールプラズマ動作に対応することが可能になっています。
インタフェースコーン
周波数マッチング型
RF ジェネレータ
標準のニッケル、またはオプションの白金チップを備えたサンプリン
グコーンおよびスキマーコーンは、日常のメンテナンス性を向上さ
せ、取り外しおよび交換も容易です。このインターフェースコーンデ
ザインは、比類 のないマトリックス耐性と高感度を兼ね備えた理想
的なものです。
6
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
革新的な技術
イオンレンズ
軸ずらし型レンズは、質量範囲全体のすべてのイオンに継続的に焦
点を当て、ICP-MS で最高のイオントランスミッション効率と最小の質
量バイアスを実現します。イオンレンズは高真空領域 の 外にあるた
め、定期メンテナンスの際のアクセスが容易です。
Q1
Q1 の双曲型四重極は、ORS3 の前に位置しています。コリジョン/リア
クションセルに進入するイオンを制御し、MS/MS モードの動作を可
能にします。
オクタポールリアクションシステム (ORS3)
温度制御されたコリジョン/リアクションセルは、オクタポールイオン
ガイドと 4 つのセルガスラインを標準装備し、コリジョン/リアクショ
ンモードにおける最高の柔軟性を実現します。CRC は内部容量が小
Q1 – セルに導入するイオンを
制御する双曲面型四重極
第 3 世代オクタポール
さいため、迅速なセルガスの切り替えが可能で、高いイオントランス
リアクションシステム (ORS3)
ミッション効率も確保されます。
Q2
Q2 の双曲型四重極は、セル出口から来るイオンをフィルタリングし、
ターゲットの分析対象イオンのみを検出器へ送ります。MS/MS モー
ドでは、この 2 つの 四重極により優れたアバンダンス感度が得られ
るため、最高のピーク分離が実現します。
検出器
ダイナミックレンジ
9 桁の検出器
最先端のデュアルモード型検出器 により、標準的な動作条件で 9 桁
のダイナミックレンジが実現します。パルスおよびアナログモードの
いずれでも積分時間が短い (100 us) ので、高速過渡信号分析 (Cap-
LC、GC、レーザーアブレーションなど) に対応する高速サンプリング周
波数が得られます。
Q2 - 双曲型四重極
真空システム
スプリットフローターボポンプとターボポンプ (各 1 台)、および外付
けロータリーポンプで構成される高性能ポンプシステムにより、高速
真空排気と優れた信頼性を実現し、メンテナンスを容易にします。こ
の優れた真空性能が、8800 の超高感度を支えています。
ハイパフォーマンス
真空システム
7
www.agilent.com/chem/icpQQQ:jp
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
シンプルな操作
直観的で柔軟性の高い
MassHunter ソフトウェア
一覧表示されたウィンドウでのデータ解析
フレキシブルでカスタマイズ可能なバッチ一覧表示データテーブル
ICP-MS MassHunter Workstation ソフトウェアは、プラズマ点火に続く
では、カウント、濃度、RSD、繰り返しデータなど、現在のバッチ全体
スタートアップ (自動調整機能) から、バッチやキューなどのメソッド
の概要が、ユーザーによる設定が可能な情報とともに表示されます。
設定やシーケンシング、積分データ処理、最終レポートの作成まで、
次のような特長があります。
Agilent 8800 の性能を常に最高の状態で保ちます。このソフトウェア
• シーケンスの取得中でも結果をリアルタイムに更新
には、以下のような特長があります。
• 編集後やシーケンス分析中にリアルタイムで更新される、インタ
• すぐに信頼性のある一貫した分析結果を得られるオートチューン
ラクティブな検量線表示と現在のサンプル分析結果
と、アプリケーションに特化したプリセットメソッド
• ユーザーの選択するアウトライヤ (外れ値) および QC エラーのフ
• 単一のハードウェアコントロール画面 (下図) により、ハードウェア
ラグによる画面表示。LabQC サンプルチャート機能を内蔵
構成、性能レポート、メンテナンス時期通知機能、システム診断の
• 内部標準の回収率、QC 安定性プロット、マススペクトル (またはク
概要を総合的に表示
ロマトグラム) のグラフィック表示
• バッチおよびキューインターフェースにより、重要なメソッド設定
• 印刷、スクリーン、Excel など電子ファイルなどの出力形式に対応
やサンプル分析を指先ひとつで操作
する編集しやすいレポートテンプレート。テンプレートは個々のサ
• チューニング設定、取り込み/データ解析パラメータ、サン
ンプルでもデータバッチ全体でも使用可能
プルリストを表示するバッチ画面により、単一の便利なイ
アジレントの MS プラットフォーム共通の
コンセプトに基づくソフトウェア
ンターフェースからすべての実験の詳細にアクセス可能
• 現在のタスクおよび予定されているタスク、現在のバッチ
アジレントの MassHunter ソフトウェアファミリーは、ICP-MS、LC/MS、
シーケンス、分析中サンプルのリアルタイムステータスを
GC/MS に対応しているため、複数のテクニックをまたぐトレーニング
表示するキュー画面
を簡略化することが可能です。ICP-MS MassHunter データは、アジレ
コンプライアンスの求められる分析環境では、MassHunter ソ
ントの多変量解析ソフト Mass Profiler Professional との互換性があるた
フトウェアを Agilent OpenLAB Datastore、ECM、SDA と統合する
め、高度なデータ評価機能と総合的な統計機能も利用できます。
こともできます。
8
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
実績のスペシエーション機能
GC インターフェース
8800 ICP-QQQ は、実績 がある各インターフェースにより、HPLC や
GC、CE などのシステムとシームレスに接続します。アジレントの新し
アジレント独自の GC-ICP-MS インターフェースは、インジェクタの先
いキャピラリ LC インターフェースは、8800 とともに開発されたもの
端まで加熱 (最高 300º C) されるため、高沸点化合物のルーチン分析
で、普及しつつある LC-ICP-MS アプリケーションに対応しています。
にも最適です。また、不活性な材質 (Sulfinert® 処理) を採用したフレ
MassHunter 用のオプションのクロマトグラフ分析モジュールは、ICP-
キシブルなトランスファーラインとトーチインジェクタにより、シロキ
QQQ によるさまざまなハイフネーテッド「分離」テクニックアプリ
サン分析や臭素化難燃剤分析、燃料中硫黄種分析などの高度な GC-
ケーションに対応します。すべての一般的な現行の Agilent LC および
ICP-MS アプリケーションで比類のない性能を実現します。
GC モジュールは、ICP-MS MassHunter ソフトウェアから、統合化され
たハードウェアのコントロール、メソッド設定、シーケンス機能により
直接コントロールされます。
業界最高のスペシエーション測定
環境、食品の安全性、製薬、消費者製品に関する新たな規制により、
元素の総濃度だけでなく、その化合物 (元素種) を定性および定量す
る必要が生じています。一方で、ライフサイエンスや石油化学アプ
リケーションでは、S や P など、従来の ICP-MS では分析困難とされ
ていたさまざまな物質を低い検出下限で測定することが求められて
います。ICP-MS およびクロマトグラフィーシステムのグローバルリー
8800 ICP-QQQ と 7890 GC システム
ダであるアジレントは、アプリケーションに適したシステムを提供し、
メソッド開発やスタッフのトレーニングをお手伝いします。また、アジ
クロマトグラムデータ解析ソフト
レントのサポートエンジニアは、関連するシステムのすべてのトレー
ICP-MS MassHunter でのクロマトグラフィーデータ解析は、スペクト
ニングを受けています。
ルデータと同じくインタラクティブなバッチ一覧表示データテーブル
フォーマットを使用しているため、 あらゆる種類のアプリケーション
で一貫したインタフェースでデータ解析できます。
最新 のクロマトグラフィー 機能には、化合物非依存性 キャリブレー
ション (CIC)、測定ポイント毎カウント補正、柔軟な積分設定、自動シ
グナル/ノイズ比計算などがあります。
8800 ICP-QQQ と 1200 シリーズ LC システム
LC-ICP-MS キット
LC は ICP-MS でのスペシエーション分析として、もっとも広く利用さ
れています。アジレントではキャピラリ LC やナノフロー LC、および
従来の HPLC 用に、あらかじめ設定された幅広い LC-ICP-MS キットを
提供しています。比類のない感度および干渉除去性能に、高塩濃度
バッファや有機移動相に対する業界最高の耐性を持つ独自の RF ジェ
ネレータを組み合わせた 8800 は、高度な LCICP-MS アプリケーショ
ンに最適なソリューションです。
9
www.agilent.com/chem/icpQQQ:jp
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
シンプルなナノ粒子分析
最終的なバッチ結果は、表とグラ
フの形式でレポートされます。
強力なマニュアル最適化ツールを
使用し、表内の個々のサンプルを
選択しそれぞれの結果をグラフで
確認できます。
強力な MS/MS 機能のハードウェア
従来の四重極機器では 8800 ICP-QQQ ほど効果的に多原子化合物と
単一ナノ粒子の専用アプリケーション
ソフトウェア
同重体化合物 から同時に干渉 を 低減 することはできません。8800
アジレントが提供する完全統合型ナノ粒子アプリケーションモジュー
ICP-QQQ のバックグラウンドは、分析が困難 な 元素 の 場合であって
ルにより、ナノ粒子測定プロセス全体が ICP-MS MassHunter ソフトウェ
も基本的にゼロになることがほとんどという結果になります。また、
アに組 み 込まれています。メソッドウィザードに従って新しいナノ粒
8800 ICP-QQQ は他社 のシングル四重極機器に比 べて極めて高 い 感
子メソッドを自動で作成できます。またメソッドウィザードは FFF-ICP-
度を誇ります。高感度、低バックグランド、優れた干渉除去、この 3
MS モードと単一 ナノ粒子 モードの 両方 のデータ採取をサポートし
つの組み合わせが、シリコンやチタンなどの分析が困難な元素から
ています。マウスを数回クリックするだけで、最適化された採取パラ
成る非常に小さなナノ粒子 の 測定を可能にします。SiO2 および TiO2
メータ、参照物質値、およびデータ分析パラメータを含む完全な分
はいずれも消費財で最も一般的に使用されるナノ粒子であるため、
析メソッドの設定が完了し、実行を開始できる状態になります。参照
8800 ICP-QQQ の性能は非常に有用です。
物質とバッチ全体のサンプル結果は見やすい表 "Batch at a Glance" に
まとめられます。選択したサンプルごとに詳しい結果のグラフが表示
されるため、目で確認して、必要に応じて結果の最適化を図ることが
できます。すべてのデータとグラフが記載された紙 のレポートまた
は電子レポートが自動生成されます。
10
Agilent 8800トリプル四重極 ICP-MS
性能を高める機能
8800 ICP-QQQ をさらにパワーアップ
簡素化されたデザインでの堅牢な動作
アジレントでは、サンプルスループットの最大化、有機溶媒の測定、
Agilent 8800 ICP-QQQ は、きわめて厳しいラボ環境にも対応し、生産
固体サンプルの分析、異なる元素種の分離など、さまざまなニーズ
性の向上、トレーニング時間の短縮、メソッド開発の簡略化、メンテ
に対応する 8800 ICP-QQQ 用のオプションに加え、お客様固有のアプ
ナンス要件の緩和 (クリーンルームに設置する場合は特に重要) によ
リケーションの目標を達成するためのノウハウを提供しています。
り、コストを削減できるように設計されています。
SPS 4 オートサンプラ: 高速でサンプル数 の 多 い (最大 768 サンプ
高い信頼性による稼働時間と生産性の向上
ル) オートサンプラを必要とするハイスループットラボに最適です。
アジレントのすべての ICP-MS システムと同様に、8800 ICP-QQQ も、
また、一体型カバー、リンス、プローブのオプションにより、超微量
優れた性能と柔軟性に加えて、高いサンプルキャパシティと投資収
アプリケーションにも最適です。
益率を実現できるように設計されています。8800 は、ISO 9001 と ISO
インテグレートオートサンプラ (I-AS): ポンプ式リンスステーション
14001 を取得した施設で製造されており、次 のような特長がありま
を備えた一体型 のカバー 付きオートサンプラです。超微量分析や、
す。
サンプル容量の少ない (0.5 mL までの) 分析に最適です。フレキシビ
• 耐久性に優れたステンレス製の筐体とパネル
リティの高いラック構成により、最大で 89 本のバイアルと 3 本の洗
• 開発段階で徹底的な衝撃、振動、温度、および湿度試験を実施す
浄バイアルを搭載できます。
ることで、極度に厳しい条件下でも最適なパフォーマンスを確保
ネブライザオプション: アジレントは、低流量、耐フッ酸、同軸型、パ
• 自動復旧 – 停電後の復旧時に、8800 をシャットダウン状態から安
ラレル型など、あらゆるサンプルタイプとボリュームに適したネブラ
全にスタンバイ状態に戻すことで復旧時間を短縮
イザを提供しています。
• 不測のダウンタイムを最小限に抑えるメンテナンスタイミングを
不活性サンプル導入キット: O-リングを使用しない PFA 製で汚染レベ
伝える機能を搭載したソフト ウェア
ルを最小限に抑えます。取り外し可能なトーチでは、白金製または
サファイア製 のインジェクタをオプションで提供しています。フッ酸
• トラブルシューティングを容易にする高度なエラーレポートとシス
耐性を備え、高純度試薬分析に適しています。
テム診断ツール
LC スペシエーションキット: LC 接続を円滑化し、一般的 なスペシ
• 修理時間を短縮するモジュール式設計
エーションアプリケーションですぐに使えるメソッドを提供するサン
アジレントはトレーニングを受けた ICP-MS エンジニアで構成される
プル導入キットです。 新しいキャピラリ LC 接続キットも提供してい
グローバルネットワークにより、ハードウェア、ソフトウェア、アプリ
ます。
ケーションに関するサポートを迅速に提供しています。
GC インタフェースキット: 全体加熱された不活性トランスファーライ
ンと、分離加熱された不活性トーチインジェクタにより、信頼性の高
い揮発性化合物の分離を実現します。
レーザーアブレーション: 高速同時測定型検出器と 9 桁 のダイナ
ミックレンジを備えた 8800 は、レーザーアブレーションによる固体サ
ンプルの直接分析 (バルク分析および時間分析) に最適です。
有機溶媒導入キット: 有機溶媒向けトーチ、耐溶媒廃液キット、取り
込 みチューブなど、揮発性有機溶媒 の 分析に必要 なサンプル 導入
パーツが含まれます。
11
www.agilent.com/chem/icpQQQ:jp
詳細情報
タにお問い合わせいただくか、ホームページ
アジレントの純正パーツと
消耗品により、最高の
生産性とデータ品質を実現
をご覧ください。
アジレントの ICP-MS パーツと消耗品は、
フリーダイヤル 0120-477-111
厳しい許容基準と厳格な仕様を満たすように
最新情報については、カストマコンタクトセン
www.agilent.com/chem/icpqqq:jp
製造されています。
ラボの生産性を最高の状態で維持する
アジレントのサービス
アジレントのアドバンテージサービスは、アジレント機器に対するお客様 の 投資
を保護し、経験豊富な専門家からなるグローバルネットワークにより、ラボのあら
ゆるシステムで最高の性能を維持できるように支援するサービスです。据付から
アップグレード、使用、メンテナンス、修理まで、機器の耐用期間のあらゆる段階
で必要となるサービスを確実に提供します。
完全なシステムバリデーションが必要な方のために、8800 ICP-QQQ 用の完全な適
格性確認サービスも提供しています。
また、アジレントサービス契約 の 対象となっている機器に不具合が生じた場合、
アジレントはその修理または交換作業を無償で実施します。これほど高いレベル
のサービスを提供しているメーカーは、アジレントだけです。
アジレントバリュープロミス
10 年間の価値保証。絶えず進化する製品ラインナップに加えて、アジレントは業
界で唯一 の 10 年間 の 価値保証を提供しています。アジレントバリュープロミス
は、ご購入の日から少なくとも 10 年間、製品の使用を保証するものです。また、
アップグレードの際には、製品の残存価値に見合った導入プランを提供します。ア
ジレントは現在の安全な購入を保証するだけでなく、将来にわたってその投資が
価値あるものになることを確信していただけるよう努めております。
原子分光分析の技術革新をリードするアジレントの装置
www.agilent.com/chem/jp
Agilent AA
Agilent MP-AES
本書に記載の情報は予告なく変更されることがあります。
アジレント・テクノロジー株式会社
© Agilent Technologies, Inc. 2015
Printed in Japan July 21, 2015
5991-0079JAJP
Agilent ICP-OES
Agilent ICP-MS
Agilent ICP-QQQ

Similar documents

×

Report this document